【クマ活】札幌市豊平川の草刈りに参加しました。(2021年8月7日)
2021.8.21
お知らせ
世界自然遺産 知床。
北海道の自然を代表する大型哺乳類
ヒグマの高密度生息地として有名ですが、
知床のヒグマ問題は深刻化しています。
ヒグマの人慣れや
ヒグマ渋滞(ベアジャム)の発生、
市街地への侵入などなど
この問題を解決するべく、
私たちは「クマ活」を行うことにしました!
北こぶしリゾートの60年の恩返しとして、
知床をつづけていく活動に本気で取り組みます!!
今回は知床を出て、札幌市内で行われているクマ対策の草刈りに参加してきました。
2013年9月、南区石山の豊平川河畔林をヒグマが通過しているのを、河川敷を散歩中の女性が目撃。個体はその後も住宅街などで目撃され、最終的に藻南公園付近で駆除されるという事例が発生しました。これをきっかけに、同じ場所を通過させないための対策として、2014年から浦幌ヒグマ調査会と石山地区まちづくり協議会、札幌市環境局が協力し、河川敷の下草狩りを毎年実施されており、開始以降8年間、この河畔林でのヒグマ目撃はありません。
当日は真夏日。熱中症に気を付けながら総勢60名ほどで草刈りを行いました。開会までには主催側から草刈りの主旨の説明があり、草刈り終了後には浦幌ヒグマ調査会の事務局である酪農学園大学環境共生学類の佐藤喜和教授やその学生によるヒグマの勉強会も行われました。(佐藤教授には6月18日に行ったクマ活・草刈りに実際に参加していただいており、その際のことにも触れて頂きました!)参加者の中には地域住民もおり、学生たちとの交流にもつながっているようです。
クマ活で知床ウトロ地域で行っている草刈りと同様に、こちらの豊平川の活動もヒグマの市街地出没を防ぐことを目的として行われています。ヒグマは北海道のほぼ全域を生息地としており、市街地出没など軋轢は知床半島などの限られた地域の問題ではありません。地域の地形や特性などを考慮し、それぞれの地域に合ったクマ対策を、地域住民が主体となって行う必要があります。
昨今ニュースになっている都市に現れたヒグマについてもっと知りたいという方は、佐藤教授が出版された書籍「アーバン・ベア となりのヒグマと向き合う」をぜひご覧ください。
今後とも北こぶしリゾートはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます!