ざっくばらんに話しましょう「クマ端会議」
2020.2.9
お知らせ
ヒグマの保全に携わっているスタッフから地域住民も集まって行われる、
ヒグマについての井戸端会議がウトロと斜里町で開かれました。
まずは今シーズンのヒグマ事情の説明から始まり、
素朴な疑問から、ヒグマ保全の最先端についてまで
ヒグマに関わるいろんなことをお話ししました。
2019年、大きなニュースとなったヒグマの市街地侵入(札幌や帯広)や、
知床 羅臼で起こったヒグマが飼い犬を襲うというショッキングな出来事、
斜里町での人身事故についても触れました。
斜里町では農業や漁業が盛んであり、多くの方が生活されている街です。
生活するうえで、ヒグマは身近な存在感のある動物であり、共生するために様々な対策が求められています。
比べて、当グループのあるウトロ側は観光地として多くの方が訪れる街です。
ウトロの会では、国立公園内での人慣れしたヒグマとヒグマ慣れした人についてのお話に皆さん関心を寄せていました。
観光地にいるものとして、私たちがヒグマや知床にできることは何か。
皆さんのお話を聞いていると、考えさせられるものがあります。
ヒグマがいる観光地としての世界自然遺産 知床、
ヒグマと隣り合わせで生きる北海道の一つの町としての知床
そして何よりも、ヒグマについて関心を寄せ、業種や年齢を超えて語り合える人の存在が、
大切なことだと感じたクマ端会議2日間でした。
知床のひぐま
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