クマ活 第五弾 & アザミバスターズにも参戦しました!
2020.7.14
お知らせ
世界自然遺産 知床。
北海道の自然を代表する大型哺乳類
ヒグマの高密度生息地として有名ですが、
知床のヒグマ問題は深刻化しています。
ヒグマの人慣れや
ヒグマ渋滞(ベアジャム)の発生、
市街地への侵入などなど
この問題を解決するべく、
私たちは「クマ活」を行うことにしました!
知床北こぶしグループの60年の恩返しとして、
知床をつづけていく活動に本気で取り組みます!!
7月9日にアザミバスターズの活動があるということで、北こぶしクマ活メンバーも参戦しました!
アザミバスターズとは…
知床財団の声掛けによって地域住民が集まり、主に世界遺産内のアメリカオニアザミの除去作業を行っています。
アメリカオニアザミはヨーロッパ原産の外来種であり、手袋を貫通するほどのとげを持っています。
知床におけるオニアザミの除去活動の詳細はこちら→知床財団活動ブログ「アメリカオニアザミの除去作業をしました」
知床自然センターに集合し、地域住民など他の参加者も一緒に知床財団スタッフによるレクチャーを受けました。
オニアザミを刈り取るだけの活動ではなく、外来種をどう扱うのか問題やシカの食害についてなど様々なことについて教えて頂けました。
生き物はお互いに関係しあってバランスをとって生きているので、外来種一つをとっても様々な事柄について考えることができました。
レクチャー後は世界遺産内の草地へ移動し、刈り込みばさみやスコップなどを使って根っこからオニアザミを倒していきます。
途中には、なんとヒグマの出没も!?
一時、作業は中断しましたが、皆さん無事に作業を終えることができました。
アザミバスターズの活動の後には、ウトロの町の中にある知床ウトロ学校へ
ここからはクマ活が主役!今回の活動内容は、「ヒグマの町への侵入を防ぐ電気柵のメンテナンスのための草刈り」です!
ウトロの町全体、そして知床ウトロ学校は電気柵に囲まれており、動物が近づきにくくなっています。
しかし、周辺の草が長くなりその電線に触れると漏電してしまい、電気柵が正常に働かなくなってしまうのです。
電気柵の稼働のためには日々ののメンテナンスは重要ですが、ウトロの町を囲む長い電気柵を見続けるのはなかなか大変。
今回はクマ活スタッフで、このメンテナンス・草刈りのお手伝いをさせて頂きました!
ウトロの電気柵メンテナンスについての詳細はこちら→知床財団活動ブログ「電気柵稼働中です」
ちなみに、こちらの場所は以前、人の食べ物を食べてしまったクマが街に近づき駆除されたところです。
「ソーセージの悲劇」というポストカードになっていますので、皆さんの中でもご覧になった方がいらっしゃるかもしれませんね…。
電気柵に触らないように気を付けつつ、電気柵の内側(学校側)の長くなった草を刈り込みばさみで除去しました。
クマ活も第五弾ということで、クマ活メンバーもみんな手慣れたものです(笑)
急な斜面の草刈りもてきぱきと進め、作業開始1時間ほどで目標としていた場所の草刈りが終了しました。
今回も地域の方々にご協力いただきました!
Office albireo(写真家・カフェ)
環境省、ウトロ支所、他地域の方々、皆さんありがとうございました!
これから夏になり多くのお客様が知床を訪れます。人にもヒグマにも観光の方々にも心地よく過ごせる場所になるようにしていきたいですね。
今後とも知床北こぶしグループはクマ活、知床をつづけていく活動に取り組んでいきます。