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知床は夏だけじゃなかった!?「厳冬期知床五湖ツアー」

2020.11.30

アクティビティ ネイチャーガイド 景色 流氷

森を歩いて自転車にも乗れて、山にも行けちゃう、
どこにでも自由に動けるグリーンシーズンが好きな私。

その中でも「知床五湖」といえば、高架木道を歩けばダイナミックな知床連山の景色を眺められ、
森を歩けば動物たちの息遣いを近くに感じながら緑豊かな原生林を楽しむことができます。

そんな時にガイドさんが言うわけです。

「冬はここ、湖が凍ってその上を歩けるんだよ。」

冬はどんな景色が広がっているのか、この目で見てみたくなった私は友人のガイドにお願いして案内してもらうことにしました。

 

いざ、厳冬期・知床五湖へ!

冬が深まる2月中旬。海には流氷がやってきて、町の中も雪で埋め尽くされています。

さてさて今回のガイドツアーでは、各ホテル前からピックアップしてもらえることになりました。

知床五湖は、冬の期間中通行止めで一般の車はたどり着くことすらできません。

車内でも様々な案内を聞きながら、ガイドさんの運転で移動していきます。

到着後、さっそく森の中へお出かけする準備が始まります!

ここで欠かせないのが…、スノーシュー(洋式かんじき)!!

これがあれば、雪の上をどこでもすいすい歩くことができます。初めての方も大丈夫、使い方はガイドさんが教えてくれますよ👍

夏と違う?冬の森を歩く。

ガイドさんの後ろを追いかけるように、森の中へと進んでいきます。

何度も来たはずの知床五湖の森。数か月違うだけで、ここまで景色が変わるのかと驚きました。

はじめは慣れないスノーシュー歩きも、目の前の純白の景色に夢中になっているといつの間にか自分の靴かのように私をどこへでも連れて行ってくれます。

でもやっぱり見慣れない景色だな~と感じましたが…、それもそのはず!夏とは違う「冬のコース」があるとのこと。

知らなかった動物たちの痕跡や自然の営みの数々、そして進んでいくと念願の凍り付いた湖の上へ!

知っている人にはわかる「三湖の中島」。別の角度から眺めるのはこの時期だけの特権なのです!

次に出てくるこのコースの最終地点は、もっともっと格別な場所でした。

純白の知床

途中、木から雪を落としてみたり、そりで滑ったり、おやつを食べたり、あの手この手で楽しませてくれる知床の森とガイドさん。

※厳冬期ツアー中は、基本的にヒグマは冬眠中のため森の中でおやつが食べれるのです!これもこの時期の特権!

そんなこんなで気が付けば1時間半ほどあっという間でした。

向かうは最終地点、山も海も流氷まで眺められる小高い丘へ

日頃の行いがいいからか、知床連山には雲が全くなく、オホーツク海には流氷が…

 

見渡す限り真っ白な景色なのに、どこかポカポカした気持ちになりながら

スタート地点まで戻り、ガイドさんの車でウトロの町へ戻りました。

 

 

何度も言うようですが、厳冬期の知床五湖ツアーはガイドツアー限定です。

途中の道路が通行止めになっており、通行許可を取っている車でしか行くことができません。

また、天気や流氷・湖の結氷具合は当日次第。

だからこそ、リッチで上質で特別な体験ができ、かけがえのない思い出となるのでしょう。

知床のプロフェッショナルと、静寂に包まれた純白の知床の森をぜひお楽しみください。

 

<厳冬期知床五湖ツアー>

冬の静寂さを感じながら5つの湖を散策します。
この時期の知床五湖はガイドツアー限定となっており、一般の利用はできません。
ガイド会社によりますが送迎付き、スノーシューの貸し出し付きです。
服装は着脱できる雪や水に強い暖かい格好・手袋・ニット帽。雪が入るのでハイカットな靴か長靴がおすすめです。

厳冬期知床五湖の公式HPはこちら

今回お世話になったのは、SHINRA(シンラ)さんのサイトはこちら

広報担当:村上 晴花