バードウォッチングin知床の初夏
2021.3.12
ネイチャー 夏
みなさん、こんにちは!
北海道の初夏といえば、本州に比べて湿度が高くないためじめじめしていません。夏と言っても、20℃前後で夜は薄手の上着が必要な日も在り、とても過ごしやすいです。
写真は去年の6月上旬に港から撮影した知床連山です。知床連山には新緑と共にまだ雪が残っているのが特徴。
そんなシーズンの中楽しめる、バードウォッチング(野鳥観察)の魅力についてご紹介します!
魅力① “野鳥のさえずり”
例えば、日本三鳴鳥と言われ多くの人が知っているウグイスです。
実は地味な姿をしていますが、「ホーホケキョ」と春の訪れを告げる綺麗なさえずりで有名な鳥です。
稀にさえずりが苦手な個体もいて、思わず頑張れ!と応援したくなるようなさえずりも聞こえてきます。
知床では、知床五湖の高架木道でさえずりを聞くことがあります!「ホーホケキョ」と聞こえてきたら、ぜひ近くの樹木にとまっていないか探してみてください!
次に、ウグイスと同じく日本三鳴鳥の美しい鳴き声の持ち主、オオルリです。
写真はオスの個体で、青がとても映える野鳥です。
森を散策中に「ヒ―リ―リ―リ―リ―」というさえすりが聞こえてきたら近くにオオルリがいるかもしれませんので、目を凝らして探してみてください!
魅力② “野鳥の美しい姿”
オオルリもそうですが、野鳥の美しい姿は目を惹きます。
例えば、新緑に黄色が映える野鳥、キビタキ。小さな体に水仙(スイセン)を思わせる黄色や橙色が鮮やかなのが特徴です。(実際に英名はナルシシナ、「水仙」という意味。)
ウトロでは、渡りの時期の5月頃に多く見られます。知床五湖や岩尾別温泉までの道のりに見かけるので、ドライブ中に耳を澄ませてみてください。キビタキの声も美しく、明るく大きくさえずるのが特徴です。
先ほど紹介したオオルリもキビタキ同様に車の中から探すことが可能です!!
このように野鳥には視覚、聴覚、時には味覚?は冗談です(笑)が、
実は普段、気にしていないだけで野鳥には様々な魅力があるんです!
~野鳥観察の楽しみ方~
・服装について
→観察する環境によりますが、森林内だとアウトドアウエアがおすすめです。また、天候に合わせて帽子やトレッキングシューズ・長靴等もあるといいかもしれません。
・おすすめの観察時期
→今回紹介した夏鳥は、渡りの時期の5月~7月の早朝がおすすめです。
・観察できる環境
→自然公園、山地、草原、原生花園と様々です。
・観察にあると良いグッズ
→双眼鏡や野鳥図鑑
~最後に~
今回は主に夏鳥を紹介しましたが、知床の冬もおすすめです。
冬にはオジロワシやオオワシが多く観察でき、流氷の上に乗っているワシ達や運がよければ白く染まった知床連山とワシ達も見ることができるかもしれません。
夏も冬も魅力沢山な知床にぜひお越しください!
フロント担当 高橋 真奈花